食へのとりくみ 2004年7月



大津市公設地方卸売市場(しじょう)

1988年10月から業務が開始され、取扱品目は青果(野菜、果実、花とその加工品)と水産物(生鮮水産物とその加工品)で、年間取扱高は青果36,871トン、水産物は5,826トン(03年)
供給圏は、大津市、草津市、守山市、栗東市及び滋賀郡、野洲郡、甲賀郡、高島郡の各市町村(4市15町1村)約818,000人(04年4月)

<関係業者>  
卸売業者 青果及び水産 各1社
仲卸業者 青果 14社  水産 16社
関連事業者 取扱品以外の卸売、貯蔵や銀行、食堂など便宜提供
売買参加者 仲卸業者と同様にせりなどに参加する場外業者(スーパー小売商など)
買出し人 仲卸業者や関連事業者から品物を仕入れ消費者に販売


県内産野菜における「環境こだわり農産物」認証制度取り扱い実績(大津)
2002年度 2003年度 前年比 %
取扱量 構成比 金額 単価 取扱量 構成比 金額 単価 金額 単価
(t) 百万 (t) 百万 円/kg
県内産 3,291 100% 766 233 2,846 100% 680 239 87% 89% 102.7
内 こだわり 330 10% 109 329 468 16% 164 349 142% 151% 106.2
内 一般 2,961 90% 657 222 2,378 84% 517 217 80% 79% 97.9
※野菜計 30,265 - 5,659 187 29,024 - 5,421 187 134% 96% 99.9

滋賀びわ湖青果株式会社の川崎相談役のお話
●環境こだわり農業の概要 
・滋賀県環境こだわり農業振興条例は農業生産の過程における『農薬使用』で『水質が汚濁』する事が発端で、更に近年、世間が『健康志向』になってきた事を受けてできた条例である。

この条例の認証制度として『ニコニコマーク』がある。このマークがついていると『環境こだわり農業で生産された農産物である』事の目印になる。しかし、この生産量は全体の5-6%に過ぎない。作ればすぐ売り切れるのに、なかなかこだわり農業に乗り出す人は少なく、今の現状は環境こだわり農産物の供給が不足している。
  • 県内産の野菜の自給率は、約20%と低い。これは、都道府県別ランキングによると47位とか。お米の約160%に比べ、深刻な事態。それも、この10年で半減してのこと。
  • 卸売市場の機能として、常に消費者へのサービス志向と健康に意識の高さへの安全志向の重視。
  • 小売の八百屋からスーパー、さらに、お漬物など製造業もメーカーとしての規模の拡大化。最近では、姫路にキムチの材料として、4〜9月に一発値決めの出荷も。

 市場が求められるものは、産地づくり

● 環境こだわり農産物生産に対して、流通会社の課題
  1. 価格のとり方
    農作物の価格事態が高くなると、農業をやる人は必ず増える、という事で、価格をどうとっていくのかが課題。
  2. 価値を見出すターゲットを探す
    やはりこだわって農業をするにはお金がかかり、単純には価格競争には負けてしまう。そこで、少し高くてもこだわりの製品だから良いと価値をわかってくれるターゲットを探すことが課題
大津市公設地方卸売市場で見学できたこと
早朝にその日に環境こだわり農産物がどのくらい、又どこから入荷されるかを、ホワイトボードに書き込みます。
運ばれてきた野菜をカットして、レトルトの中身にする「カット工場」もあったよ☆市場にカット工場があるのは滅多にないそうです!!レアな市場です。

(文責 肥田真梨子)

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